2011年東日本大震災が起こった春、私たちのふるさとである東北岩手のりんご畑は、いつものように白いりんごの花の海が広がっていました。その中に、ところどころ、ぽつんと、少し背高のっぽで風変りなメイポールのりんごの木が、見えました。その紅い花は、まるで白いりんごの花の海の灯台の灯りのように見えました。震災で傷ついている私たちに「勇気を持ちなさい」と、言ってくれているように思いました。
その年の初夏、私は、何かに突き動かされるように、このメイポールりんごでジュースを作りたいと思いました。

メイポールりんごは、中身まで紅い、酸味の強いりんごです。そして受粉のための樹で、実をつけることは想定されていない、希少なりんごです。これでジュースを作ったら、綺麗だろうな・・・と思いました。でもすごく酸っぱいだろうなぁ。でも酸っぱいりんごジュースって、ちょっといい。甘いりんごジュースばかりだもの。そんな発想だけでした。そして多くの方々の助けをいただき、ほんのりと赤い、甘酸っぱい初代【りんごの森】が2011年の秋・秋分の日に誕生しました。あれから今年で8年目、まさに未知との遭遇、冒険の旅の連続でした。そこから、一歩一歩小さな進化を積み重ね、今年は8代目となるりんごの森ジュース、6代目となるりんごの森ジャム、そして初代となるメイポールジュースが誕生いたしました。私は、りんごの森をつくることで、出会うはずのない多くの人たちと出会い、数多くの助けと励ましをいただきながら、ここまで旅を続けてこれましたことを不思議に思い、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

北は北海道から南は沖縄まで、そして海外へと、東北をそして日本を応援してくださる方々のもとへ、【りんごの森】は旅をしております。そしてその想いは、寄付やボランティア活動・チャリティー活動となって、東北はもとより、日本各地の災害で被災された地方へと、還元されています。
それが【UCHICOLOR HEART】の活動です。主に、東北への寄付、植樹活動・三陸地方での医療活動への応援ボランティア。2016年からは九州・熊本・南阿蘇鉄道全面復旧にむけた寄付などに、還元されています。

東日本大震災を経験した私たちだからこそ、本物を伝えたいと思います。本物の誇りと友情、感謝を伝えたいです。ピュアな味にのせて・・・。県の垣根も、人の垣根も飛び越えて、若い世代を育て、年老いた世代を支え、ともに懸命に歩いている・・・そんな私たちの姿を、伝えていきたいです。未来を生きる全てのいきものたちへ希望のメッセージを込めて。できましたら、今年の【りんごの森】の味をお楽しみいただきながら、そんな【UCHICOLOR HEART】の想いを感じていただけると大変嬉しいです。

2018.10月吉日

UCHICOLOR

代表:KIKO.OWSHIDA